dnf西海岸旧版音乐西海岸

标日中级下电子书(旧版)
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  第21? 火山と温泉(1)日本の国土は、地球上の?地のわずか400分の1にすぎない。しかし、その狭い国土になんと世界の火山の10分の1が集まっている。日本の?土を考えるうえで、これらの火山の存在を??することはできない。火山が多くて困るのは、地震が?繁に起こったり、火山の?火によって被害を受けたりすることである。例えば、九州の鹿??市では、??という火山が?き上げる火山灰のために、市民の生活や?作物がしばしば被害を受ける。最近では、1986年11月に、?京の南にある伊豆大?で、三原山という火山が?火して。溶岩が流れ出し、?の住民が一?本州に避?するという?ぎがあった。しかし、困ることがある一方で、逆にありがたいこともある。それは、火山の?みである温泉が日本のいたる所に?き出ていることである。温泉の?には、硫黄やカルシウムなどさまざまな成分が含まれていて、病?やけがを治す?きがある。だから、日本では昔から「?治」と言って、病?やけがを治すために、よく温泉を利用した。温泉のある所は、美しい山や川など、自然の景?にも?まれているから、「?治」は昔の人にとって数少ない??の一つでもあった。山の?を眺めながら、あるいは川の流れる音を?きながら、のんびりと温泉につかるのを、日本人はこのうえない?しみとしてきたのである。日本人は世界でもとりわけ??好きな民族と言われているが、温泉が日本人の??好きという性格を作ったと言っても?言ではないだろう。温泉は、?に入って疲れをいやしたり病?を治したりできるだけではない。温泉の?を使って、野菜を育てたり、?を?ったりすることもできる。さらに、最近は、温泉の?を利用した地???の研究も行われている。地???は技?的にまだまだ?しい??があるようだが、温泉の?をエネルギ?源にしようという考えは、火山の多い日本にとってたいへん魅力的である。(2)王 : 今度佐藤さんと箱根の温泉に行くんです。田中 : そうですか。それはいいですね。王 : 温泉だから、やっぱり火山があるんでしょう。火山も?てみたいと思ってるんですが。田中 : もちろんありますよ。?火した火口の?があって、今でも水蒸?が?き出してるんです。王 : ぜひ行ってみたいですね。でも、急に?火しないでしょうか。このあいだ、伊豆大?の三原山が?火したでしょう。田中 : だいじょうぶですよ。箱根は三原山ほど火山の活?が活?じゃあないから、心配することはありません。王 : それなら安心ですね。でも、このあいだの三原山の?火にはびっくりしました。田中 : そうでしょうね。?は、ぼくも、まさかあんなに大きな?ぎになるとは思わなかったんです。火山の?火なんてめったにないんですが、日本は火山が多いから油断はできないですね。けれど、火山のおかげで得をしてることもあるんですよ。王 : 温泉が?富なのは火山のおかげですものね。田中 : ええ。それに、火山の近くは、湖があったりして、景色のいい所が多いんです。だから、日本の国立公?には、たいてい火山と温泉があるんですよ。第22? ?り物(1)日本には、お中元とお?暮という?り物の??がある。お中元もお?暮も、もともと神や?に供える米や?、?などを?しい人に?る、という宗教行事だった。それが、しだいに宗教行事としての意味を失い、?在では、世?になっている人に感?のしるしとして?り物をする、という??になっている。?人の?はもとより、会社の?でも盛んに?り物のやりとりが行われる。?り物に使われる品も、砂糖やお茶などの食料品、食器?や衣?などの日用品と、?に多?多?である。そのため、?年、7月のお中元の?期と12月のお?暮の?期になると、全国のデパ?トや商店にさまざまな?答品が?べられ、店内はそれを?い求める客でごった返す。お中元にしろお?暮にしろ、本来の宗教的な意味はなくなり、今では、多くの人がただ社交のために?っているだけである。「このような??は?止しよう。」という声もあるが、??には一向になくなる?配はない。それどころか、外?系の会社に?しても、「?に入っては?に?え。」とばかりに、中元??暮の??を取り入れたらどうかと、デパ?トが?きかけるほどである。ところで、?り物と言えば、最近、おもしろい?り物の??ができた。2月14日、キリスト教の?バレンタインデ?に、女性が好きな男性にチョコレ?トを?る、という??である。こんな??は、キリスト教の国々にもない。最初は、若者の?で始まった、このチョコレ?トのやりとりは、会社などを中心に、今や年?に??なく?まりつつある。バレンタインデ?にチョコレ?トを?るという??は、??会社がチョコレ?トの?り上げの?加をねらって作り出したものらしい。??会社の??作?にまんまと?せられたと言えばそれまでだが、?り物の好きな人?の心理をうまくつかんだ??会社の作??ちというところであろうか。(2)吉田夫人 : ごめんくださいませ。田中夫人 : はい。まあ、これはこれは、吉田さんの奥?。吉田夫人 : いつも主人がたいへんお世?になりまして。田中夫人 : いいえ、こちらこそ。よくいらっしゃいました。さあ、どうざ、お上がりください。吉田夫人 : いえ、ここで失礼させていただきます。これはつまらない物でございますが、皆?に召し上がっていただければと存じまして。田中夫人 : まあ、それはご丁?に恐れ入ります。どうかこんなご心配なさらないでください。吉田夫人 : これからもどうぞよろしくお?い申し上げます。どうもお忙しいところをおじゃまいたしました。田中夫人 : まあ、何のおかまいもいたしませんで。吉田夫人 : ご主人?にどうかよろしくお?えくださいませ。では、失礼いたします。田中夫人 : そうですか。ご丁?にありがとうございました。では、ごめんくださいませ。第23? おいしい生活(1)日本が?告に?やしている?用は、今や国民?生?の1%以上だそうだ。およそ3兆?という莫大な金?である。テレビのコマ?シャルをはじめとして、新?や??の?告?、看板やポスタ?など、私たちの身の回りは?告だらけだ。これだけ多くの?告が次々と作られているのだから、?告?がかかるのも当然である。?告と言えば、しばらく前に「おいしい生活」という?告があった。「おいしい」という言?は普通食べ物に用いるので、「おいしい生活」は正しい日本?の表?とは言えない。これは、あるデパ?トが出した?告の宣?文句なのである。だが、そう言われても、どうしてこれがデパ?トの?告なのか、と首をかしげる人がいるにちがいない。??、これを初めて目にした?は、だれもが「おやっ」と思った。?告であることはわかるが、何の?告なのかよくわからないというのが、最初の印象だった。しかし、意味のよくわからない?告だからこそ、多くの人が?味をそそられて、これに注目したのである。「おいしい生活」がポスタ?やテレビに登?するやいなや、それはたちまち人々の??をさらった。おかげで、この?告を出したデパ?トの名前が?れたことは言うまでもない。この出来事は、大胆で奇?な?告が人?を集める?代であることを?く人々に印象づけ、新しい?告の流行を作り出した。ちなみに昔はどうだったかと言うと、?えやすい文句で、何の宣?かだれにでもすぐわかる?告がほとんどだった。しかし、?代では、あたりまえの宣?文句ではとうていはやらない。もっと人を「おやっ」と思わせるような?告が流行になっているからだ。このような流行は商品?告だけではない。公共?告も、以前は「暴力追放」とか「お年寄りを大切に」といった、わかりやすい呼びかけがほとんどだったが、最近では、大胆で奇?なものに?わってきた。金?的な利益に?び付かない公共?告も、?告であるからには、?代の流行に??心ではいられないのだろう。(2)? : あれ。これは映画のポスタ?かな。山田 : ああ、これは地下?の公共?告のポスタ?だよ。「独裁者」っていう、チャップリンの映画のパロディ?さ。? : ふうん。「独裁者」と?いてあるね。山田 : つまり、座席を独り占めしないで、お互いに?り合って座るようにしようっていう?告なんだよ。? : へえ、おもしろいねえ。でも、そういうふうに?明されないと、ぼくらにはわからないなあ。山田 : そうだろうね。最近の日本では、この?告みたいにちょっと奇?なものが多いんだよ。まあ、一つの流行だろうな。?告っていうのは、いいにつけ?いにつけ、?代の流行に影?されるからね。? : なるほど。公共?告も、?代の流行には??心ではいられないわけだね。山田 : まあ、日本人は流行に振り回されているんじゃないかという?がしないでもないけど。? : だけど、次々と作られる流行が、社会に活力を与えているのは?かだと思うよ。第24? ?の恩返し昔、ある所に、?乏な若者がおりました。ある日のことです。若者が田を耕していると、体に矢が刺さった一羽の?が舞い降りて来ました。?は、まるでこの矢を?いてくれと言わんばかりに?いていました。「かわいそうに。よしよし、少しのしんぼうだよ。」若者は、そう言って矢を?いてやりました。?は、まるでおじぎをするかのように、何度も首を振りながら、うれしそうに?んで行きました。その三日あとの夜のことでした。若者が寝ようとしていると、表の?をトントンとたたく音がしました。「いったいこんな??にだれだろう。」若者が?を?けると、そこには、目もくらむばかりに美しい娘が立っていました。「道に迷っているうちに、夜になってしまいました。申しわけありませんが、今?ここに泊めていただけないでしょうか。」「それはお困りでしょう。こんな狭い所でよかったら、どうぞお泊まりください。」若者は、そう言って、その娘を泊めてやりました。ひと?だけかと思ったら、娘は、その次の日も泊めてくれと言いました。若者が、よかったら何日でも泊まっていきなさいと言うと、娘は、次の?も、またその次の?も泊まりました。そして、とうとう若者の嫁にしてくれと言い出しました。若者は、「?乏なおれの嫁になっても、苦?するばかりだ。」と言いましたが、娘は、「どんなに?乏でもかまいません。一生?命?きますから、どうか嫁にしてください。」と?みました。もちろん、若者にとってこんなうれしいことはありません。喜んでその娘を嫁にしました。娘は、美しく、?しく、そして?き者でした。若者は、まるで?でも?ているような幸せな?持ちでした。ある日のこと、娘は、若者に、?を?る部屋を作ってほしいと言いました。若者が?を?る部屋を作ってやると、今度は、「どうかわたしが?を?ってるところを?して?ないでください。」と言いました。なぜか?ねると、「わけは言えません。とにかく??に?ないと?束してください。?束を破ると、わたしはあなたの所にいられなくなります。」と、?い?子で言いました。若者が??に?ないと?束すると、娘はその部屋に入って?を?り始めました。やがて部屋から出て来た娘は、少し疲れた?子でしたが、にっこりと笑って、?り上がった布を若者に?せました。それは、若者がこれまでに?たこともないきれいで、立派な?物でした。「これを町へ持って行って、?ってください。きっと高く?れるでしょう。」娘にそう言われて、若者はそれを町へ?りに行きました。すると、?いたことに、町いちばんの金持ちが、信じられないような大金でその?物を?ってくれました。若者はうれしくてたまりません。家に?ると、娘に、もう一回?ってくれ、と?みました。娘はうなずいて、また部屋に入って?を?り始めました。ふと、若者は不思?に思いました。「どうしてあんなにきれいで立派な?物ができるのだろう。ちょっと?てみたいものだ。」若者は、もし?たらあなたの所にはいられなくなる、と言った娘の言?を思い出して、じっとがまんしました。けれども、とうとうがまんができなくなって、小さなふし穴から部屋の中をのぞきました。「ありゃりゃ……!」若者は、のぞいてびっくりしました。部屋の中にいるのは、あのきれいで?しい娘ではなく、一羽の?でした。?が、自分の羽を?いては?り、?いては?りしているのです。若者に?られてしまった?は、悲しそうに言いました。「?ないでくださいと言ったのに、あなたは?てしまいました。わたしは、以前あなたに助けていただいた?です。恩返しのためにあなたの所に来ましたが、?られてしまった以上、もうここにいるわけにはいきません。」すう言うと、?は、?物を半分?りかけたまま、?い空へ?んで行ってしまいました。悲しそうな?の?き声だけが、夕?けの空にいつまでも?いていました。第25? 大?は?くここに、1枚の地?がある。大西洋を中心に、??にアフリカ大?とヨ?ロッパ、西?に南北アメリカ大?が描かれている。この地?をじっくり眺めてみよう。何か?づくことはないだろうか。?しに、アフリカの西海岸と南アメリカの?海岸とを合わせてみよう。二つの海岸?は、まるではめ?パズルのように、?事に重なり合ってしまうではないか。こんな不思?なことが、偶然に起こるものだろうか。今から70年余り前、ドイツの?象学者アルフレッド=ウェゲナ?は、この海岸?のなぞに?づき、?く?味をそそられた。なぜ、こんなことが起こったのだろうか。ある?、ウェゲナ?の?に大胆な考えがひらめいた。大西洋の?と西の大?は、もともとくっついていたのではないか。それが二つに分かれて移?し始め、今では何千キロメ?トルも?れてしまったのではないか。これは、あまりにも常?を超えた、とっぴな考えであった。けれども、研究を?めるにつれて、ウェゲナ?は、この考えの正しさにしだいに?信を深めていった。もし、もともと一つの大?であったのなら、大昔の古い地?は、?方の大?でつながっているはずである。?べてみると、アフリカの昔の山?が、南アメリカの南部につながっていることがわかった。地?の重なり方がぴったり一致するだけでなく、?く?れた二つの大?の同じ地?から、同じ??の化石が??された。また、ある??のカタツムリは、世界中でも、ヨ?ロッパの西部と北アメリカの?部にしか住んでいないこともわかった。カタツムリが、大西洋を泳いで渡ることなどできるだろうか。こうして、ウェゲナ?の研究は、世界各地の?物や植物、古い化石、昔の?河の?などへと、次々に?がっていった。その?果た、アフリカと南アメリカだけでなく、?在海を隔てて?れ?れになっているすべての大?は、大昔は一つにつながっていたのだ、と考えるようになった。このひとつながりの大きな大?は、「パンゲア」と呼ばれている。パンゲアとは、「すべてが一つの大?」と言う意味がある。ウェゲナ?が唱えたこの「大?移??」は、世界中の人々を?かせ、学者たちの??の的となった。しかし、多くの学者たちは、この?に?成しなかった。重く大きな大?が、どのようにして何千キロメ?トルも航海できたのか、その原?力がはっきりしなかったからである。ウェゲナ?が出したいくつかの??は、どれも大?を?かせるような大きな力ではなく、皆消えていった。?局、その原?力を探し出すことができず、わずか20年ののちには、大?移??はすっかり忘れ去られてしまった。それからまた20年、1950年代になると、わたしたちが住む地球に?する??や研究が急速に?展してきた。そして、海底や地球の内部の?子、地震の原因などが少しずつ明らかになるにつれて、一度??てられた大?移??が、再びよみがえってきたのである。大?を?かす原?力は、何だったのだろうか。その前に、目を海底に向けてみよう。大西洋の真ん中には、ほぼ南北に、海底山?がえんえんと走っている。?さにして地球の一周の?3分の1、高さ3千メ?トルに?する大山?である。その?に沿って、たくさんの地震が起こっている。また、山?の近くの海底の温度を?べてみると、他の?所よりもはるかに高いことがわかった。海底山?の所では、何かたいへんな出来事が起こっているにちがいない。?は、海底山?の真下には、岩石がどろどろに溶けた?いもの(マグマ)が?き上がってきているのである。このマグマは、海底まで上がってくると、やがて冷え固まって、岩?となる。もう少し深い所では、完全には冷え固まらず、海底の岩?の下を左右に分かれて流れていく。固まりかけの岩石は、ゆっくりと、まるで液体のように流れることができるのである。この流れに?って、海底の岩?は左右に?がりながら?いていく。こうして、海底山?の下では、次々に新しい岩?が生まれ、送り出されているのである。海底の岩?の上にある大?は、この?がる岩?は?って?ばれ、だんだん?れていく。大?を?かす原?力は、?く海底の岩?だったのである。海底の岩石ができた年代を?べてみると、海底山?に近い所では若く、?く?れるにつれて、しだいに年をとっている。1年?にわずか数センチメ?トルという非常にゆっくりとした速度ではあるが、海底は??に?いている。やはり、アフリカと南アメリカとは、もとは一つの大?だったのだ。それだけでなく、地球のすべての大?は、ウェゲナ?が言ったように、ただ一つの大?、パンゲアだったにちがいない。1枚の地?からウェゲナ?の?にひらめいた?のような考え、大?移??は、科学の??によって?事に?明されたのである。第26? 植物のにおい植物には、それぞれ固有のにおいがある。中でも、ワサビ?ニンニク?ニラ?シソ?レモンなどは、特に?いにおいを持っている。いろいろな生物の本を?べてみると、植物のにおいの中で、花のかおりについては、「昆虫を呼び寄せて、花粉をおしべからめしべに?ばせるのに役立つ。」と?明されている。しかし、?や茎、根や?から出るにおいの役割については、ほとんど?かれてはいない。植物が体から出すにおいには、どんな?きがあるのだろうか。そのことを?かめるために、次のような??をしてみた。まず、二つの管瓶を用意し、一方の管瓶には、食パンだけを入れて密封した。もう一方の管瓶には、食パンとともに、少量のおろしワサビ(2グラム)を入れて密封した。そして、?氏25度の部屋の中で?察を?けた。すると、何も入れていない管瓶の中の食パンには、3日目ごろから、いろいろな色のかびが生えてきたが、ワサビを入れた管瓶の中の食パンには、10日たっても20日たても、かびは生えなかった。ワサビの代わりに、同量のニンニクのおろしたのや2、3ミリメ?トルの大きさに刻んだニラの?を使ってみたが、やはりかびは生えなかった。次に3本のガラスのミリンダ?(500ミリリットル)の底に、それぞれ、おろしワサビ、おろしニンニク、レモンの皮の切片を置き、その上に?を敷いてから、ミツバチを入れてみた。ふたをして行?を?察すると、植物を置かない?に、2??たっても元?に?んだりはい回ったりしていたミツバチが、1分後にはもう?ぶ力を失って、?の上に落ち、2分後にはひっくり返って?かなくなった。同量のニンニクの?合は5分、レモンの皮の?合は14、5分後に、ミツバチは完全に?く力を失った。これらの???果からみると、かびの繁殖を抑えたり、ミツバチの??能力を失わせたりしている原因は、植物のにおいにありそうだ。だが、ほかにも原因が考えられる。それは、植物の切片が呼吸をしているため、シリンダ?の中の酸素が不足するのではないかということである。このことを?べるため、植物を入れたミリンダ?内?の上に、脱臭作用を持つ活性炭をガ?ゼに包んで?せておいた。すると、ミツバチは、植物を入れない?と同じように、いつまでも元?に?いていた。これで、ミツバチが?けなくなった原因は酸素の不足ではなく、植物のにおいにあることがはっきりした。また、かびの繁殖についても同じことが?かめられた。その後、これらの植物のにおいは、他の小さな?物たち、例えばハエ?ゴキブリ?イモリ?ネズミなどにも、影?を与えることが?かめられた。また、シン?ダイコン?タマネギ?スギなどのにおいも、かびの繁殖を抑えたり、小?物を弱らせたりする作用を持つことがわかった。さらに、植物のにおいは、他の植物の生?にも影?を与えることがわかってきた。?芽したばかりのモヤシマメを、タマネギニンニクのにおいのする所に置くと、まっすぐ伸びなくなったり、生?が止まったりした。また、生?中のツバキの花粉に、タマネギのにおいを当てると、生?が完全に止まったあと、花粉管の先端が?船のように膨れてきた。これは、ちょうど花粉が大量の放射?を浴びた?の状?とよく似ていた。植物は、太?の光を用いて、自分でデンプンなどの??分を合成しているので、?物のように他の生物を食べる必要はない。しかし、自分の体を食べに来る?物からは身を守る必要がある。植物を食べに来た?物は、その植物の周りに自分の害になるようなにおいが立ちこめていると、敬?して逃げ出すだろう。?理に植物の体に食いついたりすると、?いにおいの作用で?けなくなってしまう。また、枝が折れたり?がちぎれたりした?、においは、?口から侵入しようとする?菌?を?退する役割を果たす。さらに、その植物が生?するために、周りに生える他の植物が繁殖するのを抑えるのにも役立つ。植物のにおいは、彼らが?化の?程で身に付けた、自?のための武器の一?だったのである。このような作用を持つ植物のにおいを、人?の病?の治?や予防、食品の保存に活用できないだろうか。しかし、そう考えるまでもなく、人?は昔から、においを生活の中で利用してきた。ゆず?やしょうぶ?は、体に良いと言い?えられている。??、ちまき、??などは、においを食品の保存に利用した例えであろう。また、刺し身にワサビ?シン?ダイコンを添えるのも、?味を味わうとともに、植物のにおいを?菌や防腐に役立ててきた、生活の知?であると考えられる。第27? 案内状の?き方日本に留学している世界各国の留学生が、?力して音?会を?くことになりました。王さんは、この「留学生音?フェスティバル」の?行委?会のメンバ?で、フェスティバルの案内状を作る?りになりました。そこで、案内状の?き方について、?木先生に相?しました。王 : 先生、少し教えていただきたいんですが。?木 : どんなことですか。王 : 今度、「留学生音?フェスティバル」の案内状を作ることになったんですが、案内状というのはどのように?いたらいいんでしょうか。?木 : 案内状のような手?の?合は、ある程度?まった形式がありますから。その形式を踏まえて?けば、それほど?しくはありませんよ。王 : 何か参考になるようなものはないでしょうか。?木 : ちょうど今、わたしのところに2通の案内状がありますよ。?演会と展示会の案内状ですがね。王 : ちょっと?せていただけませんか。?木 : ええ、どうぞ。これです。「国??国文学会50周年?念?演会」のお知らせ?? ?下ますます御清?のこととお?び申し上げますさて、国??国文学会も、?足以来、ここにめでたく50周年を迎える?びとなりました。つきましては、50周年?念行事の一つといたしまして、海外、特にアジア地域の日本?および日本文学研究者を招き、下?の要?で、?演会と??会を催したいと存じます。御多忙とは存じますが、なにとぞ御出席くださいますよおお?い申し上げます。敬具?1.日? 日午後1?~午後5?(?演会)午後5?~午後7?(??会)2.?所 国?文学研究所 ?堂3.??会参加?用 3000?日国??国文学会50周年?念行事?行委?会?木一郎先生なお、御参加の有?を、来る2月28日までに、同封のはがきにてお知らせください。日?木一郎先生?京都港区西麻布12-3-24??本人 国?教育?器普及?会「世界の教育?器?教材フェア」?催のお知らせ?? 日一日と春めいてくるこのごろ、皆?には御健?のことと?察申し上げます。さて、ことたび、当?会では、世界各国の?れた教育用?器ならびに教材を一堂に集め、「世界の教育?器?教材フェア」を?催することとなりました。幼?教育用の?器から、幅?く展示するとともに、世界各国ユニ?クなテキスト?、文房具?も合わせて展示即?いたします。この?会にぜひ御高?いただき、教育??にお役立てくださいますよう御案内申し上げます。敬具?1.日? 日より3月20日まで午前10?~午後5?2.?所 ?京晴海国??本市第5会?第28? 腕????????田中 : すみません。腕??がほしいんですが。店? : はい、こちらに?士持ちの腕??がございます。田中 : ずいぶんありますね。どれがいいかな。店? : そうですね。こちらのデジタル??などいかがでしょうか。?刻とカレンダ?が表示されて、?やすいですし、アラ?ムの?能も付いております。田中 : ボタンが3つありますね。取り?いが面倒じゃないですか。店? : いえ、?してそんなことはございません。使い?れるととても便利ですよ。田中 : そうですか。じゃあ、それをください。??????*&取り?い?明?この??は、右の?のように、?刻とカレンダ?が一括して表示されるほか、アラ?ムの?能もあります。Aが表示の切り替えのボタンです。Aのボタンを押すたびに、アラ?ム、?刻合わせと表示が?わります。以下にそれぞれの?能を?明しましょう。「アラ?ム」あらかじめ?定した?刻を音で知らせる、アラ?ムの?能があります。Aのボタンを一度押すと、カレンダ?の表示がアラ?ムの表示に?わります。アラ?ムの?刻を修正したい?は、Bのボタンを押してください。Bは修正する?所を??するボタンです。一度押すと、?の?位の数字が点?し、もう一度押すと、分の?位の数字が点?します。Bのボタンで修正したい?所を?んだら、今度はCのボタンを押して、数字を?えます。Cは、数字を?えるボタンで、押すたびに数字が一つずつ?み、押し?けると数字が早く?みます。?刻を?定したら、BとCのボタンを同?に押してください。そうすれば、アラ?ムがセットされます。アラ?ムを解除したい?は、もう一度BとCのボタンを同?に押してください。?っているアラ?ムを止めたい?は、ABCいずれかのボタンを押してください。どのボタンでもかまいません。ボタンを押さなければ、アラ?ムは20秒??り?けます。「?刻合わせ」?刻やカレンダ?を修正したい?は、Aのボタンをもう一度押してください。そうすると、秒の?位が点?します。次にBのボタンを押して修正したい?所を??します。Bのボタンを押すたびに点?する?所が、秒から、分、?、曜日、月、日と?わります。修正する?所を??したら、Cのボタンを操作して数字を?えます。以上がこの??の取り?いの要?ですが、ボタンの操作を??えても?れる心配はありません。また、防水加工を施しておりますので、??をしたまま水に入ってもだいじょうぶです。落としたり?くぶつけたりしない限り、?れることはありませんし、狂うこともありません。ただし、温度の高い所や、逆に温度の低い所に???置くことは避けてください。表示が不?明になったり、数字の?わり方が置くなったりする恐れがあります。なお、この??の保?期?は2年?です。保?期?中の修理は、原?として?料ですので、取り?い店に御相?ください。第29? 都市の住宅事情(1)「日本人はうさぎ小屋に住んでいる。」これは、EC(ヨ?ロッパ共同体)が日本についてまとめた?告?にあった言?だ。この言?を?いた?は、さすがに「いくら日本の住宅が狭いからといっても、そこまで言うことはないだろう。」と、腹を立て人が多かった。けれども、日本の住宅事情の?さを、あらためて??させられたことも事?である。?在も日本の住宅事情はほとんど?わらない。特に、大都市は相?わらずの住宅?だ。都会では自分の家を持つことがそもそも?しい。「アパ?トや借家の家?を?うのに精いっぱいで、とても自分の家を持つだけの??的なゆとりがない。」というのが、都会で暮らす人たちの率直な感想だろう。最近は、一?建ての住宅よりも、分?マンションなどの集合住宅を?ぶ人が?えているという。新しく家を建てられるような土地が残っていないのだから、それもしかたがないことだろう。もちろん、もっと?い家に住みたいと、だれもが切?に思っている。「庭付き一?建ての家に住みたい。」というのが、多くの人たちの?だ。しかし、庭付きの家を?えば?ったで、困ることがある。庭付きの家が?えるような所は郊外しかないので、それだけ交通の便が?くなるからである。?京では、郊外の自宅から片道2??くらいかけて都心の会社へ通勤しているサラリ?マンは珍しくない。いくらマイホ?ムを持ったといっても、?日、????に4??も?られて往?するのでは、通勤だけで疲れてしまうだろう。このような住宅?は、都心に人口が?端に集中しているために起こる?象である。なにしろ1平方キロ当たり1万人以上という人口密度だから、都心の住宅が不足するのも当然である。都心が人口の?密に?まされている一方で、皮肉なことに、?村は??という?象に?まされている。大都市に人口が集中するため、?村の人口が少なくなるという?象である。??化の激しい所では、一つの村のものがなくなってしまった所すらある。最近は、官?や企?を都会ばかりに集めず、地方に分散させようという?画が真?に??されている。また、青年たちの意?が?わり、都会とり?村で生活したいという青年が徐々に?えている。都市の?密と?村の??という矛盾に、多くの人が?づき始めた??だろう。(2)田中 : やあ、吉田君。家を?ったんだって。おめでとう。吉田 : ありがとうございます。おかげさまで、なんとか自分の家を持つことができました。今度、ぜひ?びに来てください。田中 : うん。そのうちにお祝いに伺うよ。ずいぶん立派なお宅だそうだね。吉田 : いえ、それほどでもないですよ。ただ、家を?うなら、庭があってゆったりした家がいいと思って?びましたから、?いことは?いんです。でも、郊外ですから、通勤するのがたいへんで…。田中 : 会社まで、どれくらいかかるの。吉田 : 2??とちょっとです。だから、?朝6?半には家を出なきゃならないんですよ。ちょっと朝寝坊でもしようものなら、??に?刻ですね。田中 : それじゃあ、睡眠不足になってしまうだろう。吉田 : ええ。最近はいつ眠くてしようがないんです。でも、?京のサラリ?マンは、みんな同じような苦?をしてるわけですからね。しかたないですよ。田中 : そうだなあ。なるべく?理をしないで、休みの日はゆっくり寝るようにしたほうがいいね。せっかく家を?っても、体を?したら、何にもならないからなあ。第30? 日本人と?(1)言?というものは、生活と深いかかわりを持っている。?物のラクダは、日本?では「ラクダ」という??しかない。ところが、アラビア?には、同じラクダを指すのにも、「人が?るためのラクダ」「荷物を?ぶためのラクダ」など、それぞれ?う??があるという。砂漠に生きる人々にとってラクダは生活に欠かすことのできないものだから、それだけ言?も?かく使い分けるようになったらしい。では、日本?ではどうだろうか。そう考えた?、思い当たるのは?である。例えば、ブリという?は、成?の段?に?じて、ハマチ?メジロなど、いくつ?った名前で呼ばれている。こうした?かい言?の使い分けがあるのは、?と日本人の生活との?に深いかかわりがあるからだろう。日本は海に?まれた国であり、昔から新?な?に?まれていた。寿司や刺し身のように、?を生のまま食べる??があるのも、それだけ新?な?がたくさん取れたからにほかならない。?は日本人の生活に欠かすことのできないものだったのである。ところが、最近、日本人にとって?はそれほどなじみ深いものでなくなってきたようだ。台所を?かる主?の?でさえ、「?の名前を?いてもそれがどんな?なのかわからない。」と言う人が?えている。こうした「?ばなれ」の原因の一つは、?屋や八百屋よりも、ス?パ??マ?ケットで?い物をする主?が?えたことにある。ス?パ??マ?ケットでは。たいてい、冷?で保存した?を刺し身や切り身にし、1人前とか4人前とか、パックにして?っている。最初から切り身にしてある?からは、とうてい泳いでいる?の姿など思い浮かべることはできないだろう。むだがなくて??に食べられるのはいいが、?理の手?を省いたために、?に?する主?の?心や知?まで?ってしまったのである。大人でさえ知らないのだから、まして子供ならなおさらである。サケの切り身しか?たことがない都会の小学生が、?物のサケを?て?いたという?がある。まさか切り身がそのまま泳いでいるとは思っていなかっただろうが、笑うに笑えない?である。この?子では、日本人は今に、ブリとハマチの区?どころか、どんな?も区?がつかなくなってしまうのではないだろうか。日本の??的な食文化が破?されつつあると言っても、?して大げさではあるまい。(2)山田 : 昨日、テレビで「奥?教?クイズ」っていう番?を?てたんだけど、世の中の主?が、あんなに?知だとは思わなかったね。あきれちゃったよ。王 : あら、どんなクイズだったの。山田 : ?を?せて、その名前を答えさせるクイズなんだけど、ほとんどの主?が答えられないんだ。?日?い物をしていれば、?の名前くらい自然に?えそうなものなのになあ。佐藤 : そのクイズならわたしも?てたわ。でも、主?が?の名前を知らないのも?理ないんじゃないかしら。ス?パ??マ?ケットで?日?い物をしてても、?の知?なんか身に付かないと思うわ。王 : だけど、日本は世界一たくさん?を食べる国だって?いたことがあるわ。それなのに、?の名前を知らないなんて、おかしい?もするわね。山田 : そうだろ。これは日本の食文化の崩?だよ。佐藤 : まあ、大げさね。山田君がいくら怒ったところで、しかたないでしょう。それなら、日本の食文化を守るために、山田君が主?になったらどう。山田 : いや、ぼくはもっぱら寿司や刺し身を食べることで、日本の食文化を守ろうと思ってるんだ。第31? 山国の春、北国の春手?の文例集などに?候のあいさつの「?まり文句」が列?されています。その中から春のあいさつのいくつかを拾い出してみました。2月 余寒なお?しき折から、立春とは名ばかりで3月 早春の候、寒さもようやくゆるみ、菜の花は今が盛り4月 春たけなわ、野も山も花の春、?(?)春の候これを?ると、日本の季??化が短い言?でうまく表?されているのに、あらためて感心してしまいます。しかし、これらは?京、大阪など日本の真ん中?りの地域に当てはまる表?です。??い日本列?の北と南では、春の季?感はずいぶん?うはずです。その?のところを、?候表の数字で?づけてみましょう。?温は月の初めと?わりや一日の昼と夜で?なり、年によっても??しますが、この表の?は、?年にわたって、それらの一切を平均したものです。月平均?温の平年?は、その月の15日ごろの日平均?温の平年?とだいたい同じです。O各地の月平均?温の平年?(OC)地点月那?鹿???京札幌?井?116.07.04.7-4.9-3.8216.48.25.4-4.2-3.4318.011.28.4-0.4-0.5421.016.113.96.26.3523.719.818.412.011.5626.123.021.515.915.3そんな目で、この表を?ると、各地の季?のズレの?当がつきます。例えば?京の4月中ごろの?温は、鹿??の3月末か4月初めごろと同じで季?差は15日ぐらいです。そして札幌の4月中ごろの?温は、?京の3月初めごろの?温で、季?差は40日程度ということがわかります。つまり札幌と鹿??とでは2か月のズレがあることになります。もう、だいぶ前のことになりますが、?京がら札幌に?勤した?のことです。?京をたつ前夜は、住居の近くの??木は夜目にも白い花明かりで、暖かいそよ?がほおをなでていたのですが、翌日の千?空港は横なぐりの吹雪で、札幌の街路?はまだ冬木立でした。お花?をしたのは40日後の5月中旬のことでした。それから数年後に、今度は、やはり花の都を後にして鹿??に着任しました。その?は、?はすでに散っており、初夏を思わせる日差しを浴びてクスの若?が?き、真っ赤なツツジの花が新?の中に燃え始めていました。降水量が?当にある地域について、?候表の月平均?温から自然界の?子を知るおおまかな目安を?しておきましょう。「0度以下」 土?水分は??しており、植物の生活は停止している。一面の雪景色。「0度~5度」 雪が降ったり、冷たい雨が降ったり。春は?折の雪解け、泥んこの道の季?。秋は木々は落?しており、平野には?雪が?れたり消えたり。山は完全な?雪。「5度~10度」 春はまだ枯木立が多いが、枝に?の芽が?え、早春の花が?き始める。秋は完全??から落?まで。「10度~15度」 春は木々の花の?き始めから新?まで。秋は木々の?の色づき初めから完全??まで。雨が降れば寒く感じる。「15度~20度」 新?から??へ。?京で言えば5月と10月の平均?温。湿度が?当で青空ならば、このうえなくさわやかで明るい季?。ヨ?ロッパの夏の平均?温。「20度~25度」 梅雨どきと秋の?雨のころの平均?温蒸し暑さを感じる。「25度以上」 日本人が盛夏と感じる平均?温。真夏日、??夜が?れる。?井?の?候所の高さは999メ?トルです。その高さゆえに、?京からそれほど?くはないのに、?温は?800キロメ?トル北の平野の札幌の?温と同じになっているのです。?温は普通、高さ1000メ?トルにつき、?6度の割合で下がります。?京付近では春の?温6度の差は?40日の季?差に相当します。表の数字から?がつくもう一つの点は、山国や北国の春のテンポの速さです。3月から5月にかけての?温の上?幅は、那?5.7度、鹿??8.6度、?京10.0度、札幌12.4度、?井?12.0度と、北ほど、また高い所ほど大きくなっています。北国や山国の春は?いけれども、はじけるように始まるのです。第32? ツバメ(1)日本野?の会へ、今?々と「ツバメが?に?って来ました。」という情?が寄せられている。だれでもが知っている野?と言えば、スズメとカラスの次に来るのがこのツバメであろう。特にスズメとツバメは、人の住んでいない所にはいないと言うぐらい。人?とのかかわりが大きい?である。どうしてこのような?性を持つようになったのか、よくわかっていないのだが、?の安全性と??があると言われている。普通の?は、人?を外?とみなして近寄らないようにしている。ところが、この2?は人?を、?を?うイタチや蛇などの外?を防ぐものとして利用していると言うのである。人家周?は、?かに人以外は??には近づけないので、もってもな?である。しかし、この2?、人との付き合い方という点では、大きな?いがある。スズメは、人をかなりの危?な?物とみなしているようで、エサ台に最初に来るくせに、人の?きにつねに?を配り、いち早く逃げる。?ももちろん人の手の届かない?所に作る。ツバメは、人のことを信?しきっているようなところがある。手の届く?下に?を?けるし、?合によっては、家の中に?があることさえある。朝、?を?けると活?を?始し、ツバメが?ったあとで??りをする。こうなると家族の一?と言ってもよい。ツバメは、また、にぎやかな所を好む。家なら人が出入りをする玄?に、町の中全体を?回すと、商店街の表通りに面した所に?があることが多い。人の目があるほど安全ということなおだろう。これほど人との?び付きの?いツバメでも、大都会となると?はちょっと?ってくる。コンクリ?ト?ジャングルでは、?を作ろうにも材料の土がない。どうにかビルや道路の工事??で??したとしても、??材となる枯れ草が?つからない。やむをえず、土だけで作った?は、卵やヒナの重みに耐えきれないでよく落ちる。都会では、食べ物や水を探すのもたいへんである。ツバメはチョウやトンボなどの空中を?んでいる虫を食べるのだが、?の乏しい所では、育ち盛りのヒナにじゅうぶんな量を集めることはできない。公?には、食べ物を求めてこんなツバメがたくさん集まって来ている。人との?び付きの最も?い?が住みにくい所は、人?にとってはどうなのか。あなたの町のツバメは、どんな生活をしているかに目を向けることから?えてくるかもしれない。食べいるもの、食べ物を探している?所、水はどこで??しているか。こんなところからツバメの目からあなたの町がどのように?えるかわかるであろう。(2)山田 : もうすっかり春だね。おや、ツバメが?んでる。佐藤 : ほんと。もうツバメが?ってくる季?なのね。山田 : ツバメの姿を?ると、本当に「暖かくなったんだなあ。」って感じるなあ。佐藤 : そうね。そう言えば、わたしが子供のころは、家の?下にツバメの?があったわ。山田 : へえ、そう。ツバメって、?年同じ?に?って来るんだろう。佐藤 : そうなの。だから、まるで家族みたいに思ってたのよ。でも、最近はツバメの?をあまり?かけないわね。やっぱり都会は住みにくいのかしら。山田 : なんだか寂しいわ。都会にもっと?を?やして、いろいろな?や?物たちが住めるようになったらいいのに。山田 : でも、都会にもまだまだ?が残っているよ。そうだ。佐藤さん、散?のついでにバ?ドウォっチングをしてみようよ。第33? 先端技?と??文化(1)科学の??によってもたらされた新しい技?が、今、人?の生活を大きく?えようとしている。コンピュ?タや??用ロボットが?く利用され、また、太?の光や地?を新しいエネルギ?源として??する?画も?められている。さらに、生物の??子や?胞を人工的に操作するバイオテクノロジ?技?も注目を集めている。これらの新しい技?は、今後ますます?展し、さまざまな??のあり方を大きく?えずにはおかないだろう。これらの科学技?は、一般に「先端技?」と呼ばれている。ただし、先端技?と言うと、何かまったく新しい技?のように思われがちだが、必ずしもそうではない。最新の技?でありながら、その中に、これまで人?が培ってきた??的な文化や技?が生かされている?合も多いのである。例えば、最近新しい素材として脚光を浴びているニュ?セラミックスというものがある。セラミックスとは、陶磁器やカラス、レンガなど、??理をして作った固体の材料のことである。だから、ニュ?セラミックスとは、要するに新しい陶磁器だと考えればいい。もともと陶磁器は、素材として、?に?く、しかも腐?しないという特性を持っていた。ほかの素材、例えば?やプラスチックなどに比べると、これは大きな?所である。?はさびるし、プラスチックは?に弱く、すぐ溶けてしまう。ただ、陶磁器には、?に?くさびないという?所がある反面、?れやすく加工しにくいという欠点があった。そこで、陶磁器の?所を生かしたまま。?くて加工しやすい素材ができないものか、という?想で生み出されたのが、ニュ?セラミックスである。陶磁器は石の粉と粘土を混ぜて?いたものだが、ニュ?セラミックスは酸化アルミニウムなどの精?された人工原料を混ぜて?き固める。そのようにして作られたニュ?セラミックスは、ダイヤモンドに匹?するほど硬く、精密?械の部品として使えるほど、?かい加工を施すことができる。ニュ?セラミックスと言えば、宇宙船の外壁に利用されたのが有名だ。空?との摩擦によって宇宙船の外壁は1000度にも?するが、ニュ?セラミックスはその高?にじゅうぶん耐えられるのである。?に?くかつ?いという性?を生かして、自??エンジンをニュ?セラミックスで作る研究も?んでいる。さらに、腐?せず、人?の体になじみやすいことから、人工の骨や??などを作る材料にも使われている。ニュ?セラミックスは、最新の科学的な知?と人?が??的に培ってきた知?との融合だと言えるだろう。古いからの陶磁器の技?が、姿を?えて、宇宙?代を支える重要な技?として生かされているのはたいへん?味深いことである。(2)? : 林先生は、バイオテクノロジ?についてお?しいと伺いましたので、お教えいただきたいと思います。まず、バイオテクノロジ?とは何かと言うことですが、文字どおり日本?にすると「生物技?」ですね。林 : ええ。もっと?密に定?すると、生物を利用して物?を生?する技?だと言えます。例えば、大?菌という?菌を利用して、インシュリンを作るとか……。? : インシュリンと言うと、糖尿病の?ですか。林 : そうです。以前は、糖尿病の?として牛のインシュリンを使っていたんですが、大量生?できないうえに、牛のインシュリンを受け付けない人もいました。ですから、人のインシュリンを大量生?する方法が研究されていたんですが、人?の??子を大?菌に入れることによって、それが可能になったんです。? : 人?の??子を大?菌に入れると言いますと……。林 : つまり、インシュリンを作るという情?を持った人?の??子を取り出して、大?菌に植えつけるわけですね。?代では、人?の手で、ある程度??子を操作できるようになりましたから。? : ??子を操作するなんて、まるで神?のようなことまで、人?はできるようになったんですね。林 : ?かにたいへんな??ですね。でも、考えてみれば、人?は大昔から生物を利用して物を作ってきましたからね。例えば、イ?スト菌を使ってパンを作るとか、酒や味噌や?油なども微生物の?きを利用したものでしょう。理屈は同じですよ。? : ??的な技?と共通する面があるわけですか。林 : ええ、おおいにありますね。そうした??的技?に??子操作という最新の技?が加わって、バイオテクノロジ?が生まれたと言ってもいいでしょう。? : なるほど。ところで、バイオテクノロジ?はどんな分野で利用されているんですか。林 : 今のところ、医?や??の分野ですね。でも、将来は?用??がぐっと?がるでしょうね。? : そうですか。バイオテクノロジ?に、多くの人が期待を寄せているわけですね。どうも、おもしろいお?をありがどうございました。第34? 新?明のマクラ「さあ、やっと大?明が完成したぞ。」小さな研究室の中で、エフ博士は大声を上げた。それを耳にして、おとなりの家の主人がやって来て?いた。「何を?明なさったのですか。?たところ、マクラのようですが。」そばの机の上に大事そうに置いてある品は、大きさといい形といい、マクラによく似ていた。「?かに、寝る?に?をのせるためのものだ。しかし、ただのマクラではない。」と、博士は中を?けて指さした。?池や??部品が、ぎっしりと?まっている。おとなりの主人は目を丸くして??した。「すごいものですね。これを使うと、すばらしい?でも、?られるのでしょうか。」「いや、もっと役に立つものだ。眠っていて勉?ができるしかけ。つまり、マクラの中に蓄えてある知?が、?磁波の作用によって、眠っているあいだに?の中に送り?まれるというわけだ。」「なんだか便利そうなお?ですが、それで、どんな勉?ができるのですか。」「これはまだ?作品だから、英?だけだ。眠っているうちに、英?が?せるようになる。しかし、改良を加えれば、どんな学?でも同じことになるだろう。」「?くべき?明ではありませんか。どんな怠け者でも、夜、これをマクラにしてさえすれば、何でも身に付いてしまうのですね。」おとなりの主人は、ますます感心した。博士は得意げにうなずいて答えた。「その通りだ。近ごろは努力をしたがらない人が多い。そんな人たちが?いたがるだろう。おかげで、わたしも大もうけができる。」「?き目が本当にあるのでしたら、だれもが欲しいがるに?まっていますよ。」「もちろん、?き目はあるはずだ。」おとなりの主人は、それを?きとがめた。「とおっしゃると、まだ?かめてないのですか。」「ああ、わたしはこの研究に?中し、そして完成した。しかし、考えてみると、わたしはすでに英?ができる。だから、自分で?してみることができないのだ。」と、博士は少し困ったような?になった。おとなりの主人は、?ずかしそうに身を?り出して言った。「それなら、わたしに使わせてください。勉?はいやだが、英?がうまくなりたいと思っていたところです。ぜひ、お?いします。」「いいとも。やれやれ、こうすぐに希望者が?れるとは思わなかった。」「どれくらいかかるのでしょうか。」「1が月ぐらいで、かなり上?するはずだ。」「ありがとうございます。」と、おとなりの主人は、新?明のマクラを持って、嬉しそうに?って行った。しかし、2月ほどたつと、つまらなそうな?で、エフ博士にマクラを返しに来た。「あれから、ずっと使ってみましたが、いっこうに英?が?せるようになりません。もうやめます。」博士は中を?べ、つぶやいた。「おかしいな。故障はしていない。どこかが??っていたのだろうか。」だが、?き目がなければ使い物にならない。せっかくの?明もだめだったようだ。それからしばらくして、エフ博士は道でおとなりの女の子に会い、声をかけた。「その後、お父さんはお元?かね。」「ええ。だけど、ちょっと?なこともあるわ。このごろ、寝言を英?で言うのよ。今まで、こんなことなかったのに、どうしたのかしら。」眠っているあいだの勉?が役に立つのは、やはり、眠っている?だけなのだった。第35? 日本人と仕事? : 昨日の夕刊の?事、?んだかい。アメリカ人の84パ?セントが自分の仕事に?りを持っていると答えたのに?して、日本人で同じように答えた人が何人いたと思う。たった37パ?セントだよ。山田 : そんなことがあるもんか。だって、日本人は勤勉すぐるって、欧米の批判を受けてるくらいだよ。田中 : ?かに、山田君の言うとおりだね。でも、あのアンケ?トの?果も、まんざら事?と?うとは言い切れないね。王 : それは、どういうことですか。田中 : つまりね、同じアンケ?トの??に答えるにしても、失?率の高いアメリカと、ごく低い日本とでは、ずいぶん状?が?う。??に?する?り、とひとことで言っても、とらえ方が?って当然だね。? : なるほど、それもそうですね。でも、以前は?きバチにたとえられた日本人の???も、ずいぶん?わったみたいですね。佐藤 : 本当ね。今じゃあ、仕事を?れた自分の??を、大切にしている人が多いわ。仕事に明け暮れないで、趣味を?く持つことを、国が?励しているくらいですものね。山田 : それだけ日本が?かになったっていうことかな。でも、皮肉だね。この?かな社会の地?を作ってくれたのは、?きバチと呼ばれた人たちなんだからね。? : でも、外国人のぼくから?たら、今でも日本の人はよく?いているよ。いろんな日本の企?を?たけれど、?械化の??以上に?いたなあ。王 : わたしは女だから、どうしても、?さんとは?方が?ってくるけど、わたしがいちばん?いたのは、仕事に?する女性の意?ね。佐藤 : どんなところ。王 : つまりね。中国と?って、必ずしも全?が仕事を持たなくてもいいわけでしょう。特に、若い女性は、はっきり2通りのタイプに分かれているように思うの。社会に出て、男性に?けないくらい、?り切って仕事をする人と、家族で家事に?念することを希望している人とに……。佐藤 : 王さんはさすが女性だけあって、?方が?いわ。その通りなのよ。でも、家事に?念したいっていう人が多いのは、今の社会のあり方にも原因があると思うわ。日本の社会は、まだまだ男性中心で、女性はなかなか自分の思いどおりの仕事に就けないのが??ですもの。山田 : それは、何も女性に限ったことじゃないさ。男のぼくたちにしたって、もう学?だけで好きな仕事に就ける?代じゃないよ。男だろうが、女だろうが、条件はあまり?わらないんじゃないか。田中 : 佐藤さんは、どうなのかな。王さんの言うどちらのタイプかな。佐藤 : わたしは、もちろん社会に出て、自分の能力を思い切り?したいですわ。?婚したあとも、相手の人が?成してくれたら、?けていきたいです。山田 : だけど、仕事と家事の?立は??じゃあないよ。日本の多くの男は、?婚するとすれば、しっかり家庭を守ってくれる女性を望んでると思うな。佐藤 : まあ。山田君って、意外に古いのね。そんな人に、お嫁さんが来るかしら。? : 佐藤さん、そんなにむきになるなよ。まるで、将来のだんな?と言い争いしてるみたいだよ。佐藤 : ?さんまで、からかわないでよ。今は、まじめなお?をしている最中よ。田中 : まあまあ、やめなさいよ。いずれにしても、みんな、これから?路を?めて、社会に出て行くんだ。人生の??は、真?に考えて考えすぎることはない。佐藤さんも、仕事を持つにせよ、??主?になるにせよ、自分が?得する道を?むのがいちばんじゃあないかな。王 : そうですね。自分が?得して?めるというのがいちばん大切ですよね。自分の人生なんですもの。田中 : そのとおりだよ。ただ、企?の中にいる人?として言わせてもらえば、今まで男性中心だった日本の社会も、かなり?わりつつあるね。女性ならではのアイデアやセンスをもっと取り入れたいと考える企?が?えているんだ。だから、これからは、さまざまな仕事に女性の存在は欠かすことのできないものになってくると思うよ。? : そうですか。それはいいことですね。??に?する?方も?わってきたし、男性と女性の役割についても、?方がずいぶん?わってきたわけですね。第36? ミニヤコンカの奇?中国、四川省にあるミニヤコンカは?高7556メ?トル。青空に浮かぶその雄姿は、?にたてがみをなびかせる白?にたとえられるほど、美しい山である。しかし、いつも美しい山だとは限らない。いったん天候が崩れると、それはたちまち荒々しい魔の山と化す。これまで、?に多くの登山家の命を?ってきた恐るべき山である。1982年春、7名の日本人登山?がこのミニヤコンカに挑?した。登山?は、じゅうぶんに??を整えたうえで、??の低い高山に体を?らしながら、ミニヤコンカに挑んだ。そして、二人の??が、いよいよ?上を目ざすことになった。二人は、??に?上へ近づいていった。しかし、?上まであと50メ?トルを残すばかりとなったところで、突然天候が崩れた。二人の登?を阻むかのように、?が雪を舞い散らし、ガスが?界を?ざした。二人は登?を断念し、天候の静まるのを待って、下山することにした。しかし、天候はいっこうに回?する?配を?せなかった。雪洞で野?するうちに、食料も尽き、疲?がしだいに二人の体をむしばんでいった。そのうえ、トランシ?バ?が?りついて、ほかの??との??も?たれてしまった。二人は互いに励ましあいながら、下山の?会をうかがった。数日が??して、わずかな晴れ?がのぞいた。この?だとばかりに、二人は?力を振りしぼって山を下り始めた。しかし、体力を消耗し尽くした二人の足は、思うように?まなかった。わずか1??で登って来たところが、下りるのにまる1日もかかった。そのうちに胃が食べ物を受け付けなくなり、手足の先が??のために感?を失って?かなくなった。とうとう二人は力尽きて倒れ、二人のうち一人は永久に?らない人となった。だが、一人は、重?を?いながらも、かろうじて一命を取り留めた。奇?的な生?を果たしたその人の名は、松田宏也さんと言う。松田さんが助かったのは、?草を?りに来た4人のイ族の?民のおかげだった。海?2940メ?トルまで下りてきた松田さんは、小川のほとりで倒れ、そのまま体を?かすこともできなかった。その?、松田さんの耳に人の?し声が?こえ、目の前に何人かの人の?が?れた。のちに、松田さんの母?が「生き神?」と呼ぶ、毛光?さん、倪明全さん、毛?均さん、倪??さんの?であった。4人は、松田さんを近くの山小屋まで?び、火を起こして温かい?水を?ませ、介抱した。そして、倪明全さんと毛光?さんの二人が、すぐに山を下りて公社に?告した。この急?を受けて、100人以上の救助?が出?した。そして、100キロの山道を一昼夜休まず松田さんを移送し、魔西の病院に担ぎ?んだ。62キロあった松田さんの体重は、病院に担ぎ?まれた?、32キロしかなかった。さらに、?断の?果、?手?足の??のほか、全部で16もの病名が付けられた。まさに?死の状?であったのだ。早速手?が行われたが、この敏速な?置が、死の?をさまよっていた松田さんをよみがえらせたのである。松田さんが助かったのは、奇?というほかはなかった。もし、4人のイ族の?民に巡り合わなかったとしたら、また、多くの人たちの敏速で献身的な行?がなかったとしたら、松田さんは??いなく命を落としていただろう。その後、松田さんは、成都の四川医学付属病院に?ばれ、??の手厚い治?と看?を受けて、日本に?国できるまでに回?した。今、松田さんは社会??を果たし、元?に暮らしている。?手の指と?足を失った松田さんだが、?足がその体をしっかりと支えている。そして、同?に、中国のたくさんの人たちの?情が、その心を?く支えているのである。第37? 小さな出来事私がいなかから北京へ来て、またたく?に6年になる。その?、耳に?き目に?た国家の大事なるものは、数えてみれば相当あった。だが私の心にすべて何の痕?も残していない。もしその影?を指摘せよ、と言われたら、せいぜい私の?癖を暮らせただけだ——もっと率直に言うと、日?しに私を人?不信に?らせただけだ、と答えるほかない。ただ一つの小さな出来事だけが、私にとって意?があり、私を?癖から引き?してくれる。今でもわたしはそれが忘れらない。それは、民国6年の冬、ひどい北?が吹きまくっている日のことである。私は生活の必要から、朝早く外出しなければならなかった。ほとんど人っ子一人?いていなかった。ようやく人力?を1台つかまえ、S?まで行くように命じた。しばらくすると北?がいくらか小やみになった。路上のほこりはすっかり吹き清められて、何もない大道だけが残り、?はいっそうスピ?ドを?した。やがて?に行き着こうとするころ、不意に?のかじ棒に人が引っ?かって、ゆっくり倒れた。倒れたのは女だった。?は白?まじり、服はおんぼろだ。いきなり?道から?び出て、?の前を横切ろうとしたのだ。?夫はかじを切って道をあけたが、?のはみ出た袖なしの上着にホックがかけてなかったために、微?にあおられて?がり、それがかじ棒にかぶさったのだ。さいわい、?夫が早く?を止めたからよかったものの、そうでなかったら、ひっくり返って?を割るほどの事故になったかもしれない。女は地面に伏したままだし、?夫も足を止めてしまった。私は、その老婆がけがしたとは思えなかったし、ほかにだれも?ていないのだから、?夫のことを、おせっかいなやつだと思った。自分からいざこざを起こし、そのうえ私にも迷惑がかかる。そこで私は、「何ともないよ。やってくれ。」と言った。しかし?夫は、耳も?さずに——かじ棒を下ろして、老婆をゆっくり助け起こし、腕を支えて立たせてやった。そして?ねた。「どうしたね。」「けがしたんだよ。」私は思った。おまえさんがゆっくり倒れるところを、この目で?たんだぞ。けがなどするものか。狂言に?まってる。?に憎いやつだ。?夫も?夫だ。おせっかいの度が?ぎる。それほど事を?えたいなら、よし、どうとも?手にしろ。ところが?夫は、老婆の言うことお?くと、少しもためらわずに、その腕を支えたまま、ひと足ひと足?き出した。私はけげんに思って前方を?ると、そこは派出所だった。大?のあととて、外は?人だった。?夫は老婆に肩を?して、その派出所を目ざした。この?ふと??な感じが私をとらえた。ほこりまみれの?夫のうしろ姿が、急に多きくなった。しかも去るにしたがってますます大きくなり、仰がなければ?えないくらいになった。しかも彼は、私にとって一?の威?めいたものにしだいに?わっていった。そしてついに、防寒服に?されている私の「卑小」を?り出さんばかりになった。この?私の活力は、?りついたように、?の上で身?きもせず、ものを考えもしなかった。やがて派出所から巡?が?れたので、ようやく?から降りた。巡?は私のところへ来て言った。「ご自分で?を拾ってください。あの?夫は引けなくなりましたから。」私は反射的に、外套のポケットから??をひとつかみ出して、巡?に渡した。「これを?夫に……。」?はまったくやんだが、通りはまだひっそりしていた。私は?きながら考えた。しかし考えが自分に触れてくるのが自分でも怖かった。さっきのことは?としても、このひとつかみの??は何の意味か。彼へのほうび?私が?夫を裁ける?私は自分に答えられなかった。この出来事は、今でもよく思い出す。そのため私は、苦痛に耐えて自分のことに考えを向けようと努力することにもなる。ここ数年の政治も?事も、私にあっては、子供のころ?んだ「子曰く、?に云う。」と同?、ひとつも??に残っていない。この小さな出来事だけが、いつも眼底を去りやらず、?には以前に?して?明に?れ、私に?を教え、私に?起を促し、しかも勇?と希望を与えてくれるのである。第38? 日本?と国?交流教えることは教わることだと言うが、日本?を外国人に教えてみると、彼らから日本?について教えられ考えさせられることがよくある。「先生、日本人、『さよなら』って言いませんね。」「えっ?」「good-byeのことですよ。人と?れる?、『さよなら』って言うのでしょう。国で?いました。」「いや、『さよなら』って言いますよ。」「でも、学生たち、使いませんね。」「何て言いますか。」「バイバイ。」なるほど、?しい者同士、特に若い人たちは「バイバイ」とか「バイ」とか言って、手を振って?れることが多い。年?の私などでも使うことがある。幼?に向かっては当然のように言う。一般の辞典の中には、「バイバイbye&-bye(俗?)「もと、幼??」さようなら」と解?するものもあるが、?出していないものもある。日本?教育の教科?にも、普通は出ていない。いわゆる教室日本?と生活日本?の?う所なのである。「先生、『はい』と『ええ』と、どう?いますか。」「『はい』のほうが丁?な返事ですね。」と答えたものの、それだけかな、と?になった。それで考えてみて?がついた。これは案外大事な??のようだ。まず、「はい」も「ええ」も肯定の返事に使える点では共通している。「お土?に果物を持って行ってあげようか。」「はい、持って来てください。」と言う?の「はい」は「ええ」とも言える。「はい」のほうが少し丁?、あるいは、かしこまった感じがあるだろう。「作文、もうできた?」とか、「あしたの会に出ますね。」とか、「旅行、好きですか。」などと?かれた?にも、「はい」「ええ」の?方が使える。ところが、「そこにいるのはだれ。」「はい、三郎です。」と言う?の「はい」を「ええ」と言うのは?である。「おはようございます。」「はい、おはよう。」「じゃ、さよなら。」「はい、お?をつけて。」などの「はい」を「ええ」と言うこともできないだろう。これらから考えて、次のようなことが言えるのではないかと思う。「はい」は、相手の言?を受け止めたという意味の返事なのに?して、「ええ」は、相手の言?を受け止め、さらにその内容を承?し肯定するという意味の返事である。「だれ?」とか「いつ?」とか、?かれた?に、その内容を承?するとか肯定するとかいうことはあり得ない。だから「はい」は使えるが、「ええ」は使えない。「おはよう」とか、「さよなら」とか、あいさつされた?にも、その内容を承?するとか肯定するとか考えること自体、?なものだ。だからこの?合にも「ええ」は使えない。先に、「はい」も「ええ」もともに使える?合は、「肯定の返事」として「共通している」と言ったが、これは、「はい」が文?上、自然に肯定の意味をも表すようになっている?合なのだ。ここまでが私の一?の??だったのだが、しかし、さらに考えてみると、「はい」にも「ええ」にも、返事ではなくて相づちを打つ用法があって、?らわしい、承?してくれた返事、肯定の返事だと思ったものが、?なる相づちだったとしたら、たいへんな?解を生むだろう。欧米人は、あまり相づちを打たないで相手の言?に?き入る?向がある。相づちを打つにしても“yes”の?は使わないようだ。そのため、欧米人から、「日本人はよく“yes”&“yes”と言うけれども、?は、肯定しているわけでも、?成しているわけでもない。言うこととすることが?う。」と非?されることがある。相づちの「はい」も「ええ」も“yes”に当たると思って??に“yes”を使うことが、国?的な不信感を生むもとになる。?面にもよるのだろうが、?々しく“yes”を使ってはならないのだ。「先生、『?を?る』は?用句ですね。」と言われてはっとした。?用句の??を、留学生を交えた教室で?し合っている?に、ある中国人留学生が?いたのである。?用句は「?まり文句」の一?だが、例えば、「羽を伸ばす」は、?がのびのびと羽を伸ばすというもとの意味から?れて、人が制?を脱してのびのびとする。?ままに振るまうという意味に使われる。このような比?的な?用句には、「腹が立つ」(怒る)、「心を打つ」(感?する)、「鼻にかける」(自慢の?にする)などがある。これらに?して、ごく普通の?まった言い回しの?用句がある。「??を打つ」「いや?がさす」「?がつく」などである。これらは、比?的な?用句とは?って、もとの意味を失っていないが、?と?の?び付き方が?まっているものである。「?を?る」もこのたぐいの?用句だと言うのである。われわれ日本人にとって、「?」は「?る」以外のものではない。「いやな?を?た。」「?に母を?た。」などと使う。「?のない?代」「?と知っていながら」などとも使うが、その「?」自体、「?る」ものと思い?んでいる。あまりあたりまえで?がつかないでいたのである。「中国では『?ラスル』(做梦)と言うんです。『?を?る』と言わないので、おもしろいと思いました。」とその学生が付け加えた。数か国の留学生に?くと、中国式の言い方をする言?もあるし、英?の“dream”のように一?で表す言?もある。日本?式に「?る」を使う言?もある。いろいろだということを教えられた。第39? 座?会——?せる喜ぶ——西尾 : ?さんは日本にいらっしゃって何年たちますか。? : 4年半になります。西尾 : 初めのうちはびっくりなさることもありましたでしょう。まず、料理のことから始めましょうか。日本料理はお好きですか。? : あのう。今はおいしいと思いますが、最初は味がわかりませんでした。特に刺し身が食べられなくて。赤い身はちょっと怖いみたいで、人が食べるのも?たくなかったんですけど。でも、何回か食べているうちに味がわかるようになりました。? : 中国人の友?が教えてくれたんですけど、日本料理は「料理」じゃない。材料がいいから「料」である。西洋料理は、材料があまりよくないから、何とかそれを食べられるように煮?んだりして、料理の方法、つまり理屈が??したから、「理」である。「料理」というのは中国にしかございません、と言うんです。これは、本当にある一面を突いています。? : なるほど。? : 日本のような小さな国は、どこにでも新?なものを?べるけれど、中国のような巨大な国は、海の?を内?で食べることはできませんからね。? : ええ、内?の山西省では、猫も?を食べないと言っていました。食べ物と言えば、日本に来たころ、「?」という看板を?て、ス?プを?っている所だと思いました。男のス?プ、女のス?プ、それに、松のス?プ。西尾 : あっ、男?に女?。それに、松のス?プは、「松の?」というお??屋さんの名前のことですね。? : ええ。おなかがすいていた?に、ス?プの看板を?たので、入って行こうとしたら、主人が?う?うと慌てて…。主人は日本で育った人ですから。西尾 : でも、ス?プだけ?っている店があるなんて?に思われませんでしたか。? : でも、ここは外国ですから、どんなことがあるかわかりません。? : ?さんは、日本?を勉?していらっしゃって、今の「?」のお?のように、日本?の?字が中国と?う意味で使われていることにぶつかって、?かれるでしょう。? : ええ、ええ。西尾 : 中国の方が日本?を?う?、初めは同じ?字だから、??だと思って始められるんですけど、?字の意味が?うことがわかると、似ているだけにかえって?しいと思い始めるようですね。? : それは、ぼくのように、日本人で中国?を勉?している?合にも当てはまりますね。西尾 : ?字をつい自分の国の意味で?んでしまうから。? : それと、もう一つは、音よりも文字に?りすぎる。西尾 : テキストを?む?、意味を?推しながら?む。そして、会?をする?も、一?字を?に?べてみる。? : そう、日本の?字を?べて、それを中国?の?音で?んで、できた、と思ってしまう。会?に字は要らないのに、ぼくの?の中では要る。?局、?の中で一度字を?べて、それを翻?するから、早い会?には?に合わなくなる。おそらく欧米の人たちは、字に?らないから、音から入るんじゃないですか。? : そうですね。? : だけど、日本人は字から入る。それは、利点であると同?に隘路になる。これは、中国の方が日本?を?う?合も同じですね。? : でも、字を知らないと?えにくいです。音だけで?えた言?では、たびたび失?をしました。ケッコウと言うところを、コッケイと言ってしまったり。それからクチベニを?う?、「クチビルをください。」と言ってしまいました。西尾 : ご?事でしたでしょうね。(笑い)? : けれど、わたしも、今は日本の文字を意?的に?まないようにしているんです。西尾 : 日本の文字を中国?で?んでしまう弊害を避けるためですか。? : ええ、今はその?程にいると思います。? : ぼくが中国?を勉?していて、もっとも苦?するのはやはり四声ですね。あれだけ声?があることね。でも、中国?を?先生に教えていただいているおかげで、日本?の上がり下がりが明?にわかるようになりました。これは、ぼくの仕事で、歌を作る?に特に大切なことなのです。? : あっ、そうですか。でも、?さんの声?は上手です。やっぱり音?家だから。西尾 : 耳がいいということは、言??得には有利ですよ。? : いやあ、耳がよくても??が?いから…。ただ、?学というものは、とってもうれしいものですね。最初、中国に行った?、ぼくは何にもわからなかったんです。でも、?先生に?い始めてから、だんだん人が何を?しているかということがわかってきたんです。西尾 : たとえ自分がその会?に参加できなくても。? : ええ、わかるというだけでうれしい。それが少しずつ参加できるようになってくる。そうすると、いかに上手な通?さんがいても、直接?したほうが、人?と人?のコミュニケ?ションができるんですね。たとえ下手でも。西尾 : そうですね。ところで、今、中国ではたいへん多くの人たちが日本?を勉?していますね。一?には日本?の学?人口は100万人くらいだとか。? : いいえ、200万人以上でしょう。ラジオ?座のテキストが出ると、すぐ?り切れてしまいます。必要があればあるほどよく勉?します。? : 「必要なき所に??なし。」ですね。西尾 : ところで、日本でも、?さんのテレビ?座やラジオ?座で中国?を勉?している人が、やはり100万人以上はいるんじゃないですか。やはり社会的に必要だということで。? : ええ、あるいは本当に?味があるから。? : やはりそれは、いかに多くの日本人が中国との友好を求めているか、という表れでしょう。そして、中国の方が日本?を勉?なさるのは、友好と同?に、近代化への必要性を求めているからでしょう。? : そうです。? : やはり、国同士に友好の意欲がある?に、相互に?学が盛んになるでしょう。国同士が互いに魅力を感じ合う?は…。? : ええ、ええ。ですから。これから、日本?を?せる中国人と、中国?を?せる日本人が、どんどん?えるでしょう。そうして、お互いに直接、交流できるようになるのは、本当にいいことですね。西尾 : そうですね。本当にすばらしいことですね。
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